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26. 紙台帳をオンラインに

26. 紙台帳をオンラインに

SALON BOARD

美容業界の未来のためにネット予約という新風を吹き込む

日本最大級のヘアサロン・リラク&ビューティーサロン・美容クリニックの検索・予約サイト『ホットペッパービューティー』。2007年、まだ、ヘアサロンの予約と言えば電話が主流のなか誕生しました。ネット予約サービス開始初日の予約件数は18件。以降、ネット予約が急増し、2020年2月時点でネット予約件数は1億1262万35件にまで拡大。今では当たり前となったネット予約ですが、その裏側を支えていたのが、12年に開発された『SALON BOARD』でした。

目指す世界とはかけ離れた現実

「Webから予約しようとしても、予約したい時間に空き枠がない!」。ホットペッパービューティー立ち上げから数年経った頃、そんなカスタマーの声が急増していました。美容事業一丸となってネット予約文化を創ろうと邁進していた一方で、クライアントであるヘアサロンやリラク&ビューティーサロンは全ての空き枠をサイト上に提供できない事情を抱えていたのです。当時、サロンは、電話、自社ホームページやホットペッパーなど、さまざまな販路から予約を受け付けており、それらの予約情報を紙の台帳に転記して管理していました。そのため、サロンは、オーバーブッキングを恐れたり、販路毎に予約枠の確保を行う必要があったりするなどして、ネット予約枠を制限。カスタマーは予約したい時間に空きがないため、予約画面に来て8割が離脱、クライアントは、業務が煩雑化した上、空き枠に集客できないという状態に陥っていました。

クライアントとともに予約の一元化を徹底推進

これらの課題を解決すべく2012年6月、効率的なネット集客を実現する予約・顧客管理システム『SALON BOARD』(以下SB)をリリース。サロンの予約台帳をオンライン化し、他販路からも含め全ての予約を一元管理できるようにしたのです。ところが、これまでの紙の予約台帳文化は、サロン毎に独自の進化を遂げ、予約の受付方法にもさまざまな工夫があり、全予約の一元化は一向に進みませんでした。むしろ、使い慣れた紙台帳のほうが使い勝手がよく、サロンからは「紙台帳に戻ったほうがいい」と言われるほど。しかし、サロンが全ての空き枠をタイムリーに公開して初めて、カスタマーは、予約したい時間に予約を入れられ、サロンも空き枠に集客でき、売上を最大化できるようになります。なんとしても、サロンには、SBで予約を一元管理していただく必要がありました。

そこで、SBの導入支援とその後のフォロー業務を担う「サロンボーダー」部隊を結成。営業がSBを導入する価値を説明し、サロンボーダーがその活用状況を分析した上で、サロンに対し適切なフォローを行う体制をとったのです。その後、サロンボーダーは、毎日、サロンでのSB利用状況をモニタリング。これまで使ってくれていたサロンが、今日、一度も使ってくれていないことが分かれば、すぐさま電話で状況を確認。また、ある日は「SALON BOARDが使えない!」というサロンからの緊急電話に、サロンボーダーがお店に駆けつけ、スタッフの隣で操作手法を説明することも。サロンで働く皆さんも、ヘアスタイリスト、ネイリストなどそれぞれの本業がある忙しいなか、SBの操作方法を勉強し、紙台帳からSBでの予約管理へ切り替えてくれていったのです。そして、今SBは、サロンの予約・顧客管理、掲載管理、販促、売上管理、集客分析、求人といった重要業務を支援。カスタマーが簡単に安心してWeb予約できるよう、美容業界のインフラとして多くのサロンで使われています。

日々の仕事の積み重ねが未来を切り拓く

ホットペッパービューティーのネット予約サービス開始初日の予約件数は18件。それから今まで、私たちはトライ&エラーを積み重ねながら、クライアントとともにネット予約という新しい文化を切り拓いてきました。現在、年間ネット予約件数は1億1262万35件にまで拡大(2020年2月時点)。この数字こそが、日々の仕事が、未来へとつながっている証ではないでしょうか。ビューティ事業が掲げたクレド「日本中の街にBeauty Smileを。」を胸に、美容業界の活性化のため、今、この瞬間も、全国各地で新たなチャレンジを続けています。

道本 雅典

話者プロフィール

道本 雅典
リクルートライフスタイル ビューティ営業統括部

1999年リクルートに入社。求人営業を経て、2001年10月、『Hot Pepper岡山版』の創刊営業として赴任。その後、岡山版、熊本版、福岡版の版元長を歴任。10年10月より美容カンパニー(現ビューティ営業統括部)に異動。福岡グループのGM、営業推進グループなどを経て、15年より現部署の統括部長を務める

このストーリーのカテゴリー

“未来の当たり前をつくる”

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