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59. 本気でやりたい!という“人”に賭ける

59. 本気でやりたい!という“人”に賭ける

Vision Mission Valuesの制定

リクルートらしさを世界に伝えるために

2012年3月期、わずか3.6%だったリクルートグループの海外売上高比率は、現在46%(19年3月期)まで拡大。ところが、海外事業の展開を本格化した当初、リクルートは東洋の国の小さな企業としか捉えられず、海外でリクルートという会社を自己紹介する難しさに直面。「もっとイケてる自己紹介を作りたい」と、リクルートホールディングス 出木場 久征、北村 吉弘、瀬名波 文野が話し合いました。

ネット化が進み、情報過多の時代に

経営理念とは何か? 経営理念を変えるということはどのような意味を持つのか? この根本を問うことから議論は始まりました。私たちは、激変する時代のなかで、なぜ60年近く姿を変えながら新しい価値を創造し続けられたのか? 世界がものすごいスピードで動いている今、世界に向けて革新的なサービスを生み出し続けるために、これから私たちが大切にしていくべきことは何か? これまでを振り返りながら未来を突き詰めていきました。

リクルートは1960年の創業以来、情報によって市場を民主化することを企業使命とし、カスタマーにより多くの選択肢を提供することで情報格差をなくしてきました。しかし昨今の状況を見渡すと、情報過多になっている場面も。カスタマーにとってそのマッチングは本当に最適か、またマッチングまでのプロセスそのものがシンプルで心地良いかということも重要な価値になってきています。しかし、ビジネスが長く続くと、商品もサービスも複雑になりがち。私たちがもう一段進化していくためには「速く、シンプルに、そして最も選ばれる身近なサービスである」ということを追求する必要があったのです。そこで、ミッション「まだ、ここにない、出会い。」には、「より速く、シンプルに、もっと近くに。」を加えるという結論に至りました。

時代の変化に合わせ、経営の思いを込めて言葉を紡ぐ

そして、グループ経営理念をビジョン(目指す姿)、ミッション(果たすべき役割)、バリューズ(大切にする価値観)の三階層に再整理。バリューズ「新しい価値の創造」「個の尊重」「社会への貢献」は、日本語は変えずに、より鮮烈に真意が伝わる英語表現にしました。新しい価値の創造は「WOW THE WORLD」に。世界があっと驚く未来の当たり前を創ることを追求し、WOWが生まれる素晴らしさを直観的に表現。同時に、世界を変えるようなイノベーションだけではなく、日々の仕事でも多くのWOWを創っていこうという思いも込めています。

個の尊重は、雑談での言葉がヒントに。「個を尊重するなんて、そんなきれいごとじゃない。個人に対してどう期待していくか、理屈なんてなくて最後は人に賭けていくようなもんじゃないか」。個人の持つ熱量、その熱が伝播して他の人も巻き込まれていくなかで、いつしか小さなアイデアが大きなうねりになっていく。そんなイメージで「BET ON PASSION」になりました。

そして、社会への貢献は「PRIORITIZE SOCIAL VALUE」に。事業だから、儲けなきゃいけない。でも、ただ儲けるだけだとカッコ悪い。皆が本当に喜んでくれたり嬉しくなるようなビジネスをデザインしなければ意味がありません。創業以来、私たちは個人の強い好奇心や違いを原動力に、事業そのもので本質的な価値を社会に生み出すことにこだわり続けてきました。これからも一人ひとりが当事者として社会の不に向き合い、より良い未来に向けて行動していこうと呼びかけています。

自分たちのサービスや自分の仕事で迷ったり悩んだりした時には、経営理念に立ち返り、心のなかで、問いかけて欲しい。社会に対して価値創造するリクルートグループであり続けるために。

自分たちの商品は驚きや発見、WOW!がなくては。やるんだったらね
-WOW THE WORLD-
北村 吉弘

世界中どこでビジネスをしても「何をやりたいの?」と聞いて、「応援するからやってみたら?」というのが一番うまくいく
-BET ON PASSION-
出木場 久征

事業だから、儲けなきゃいけない。でも、ただ儲けるだけだとカッコ悪い
-PRIORITIZE SOCIAL VALUE-
瀬名波 文野

※『月刊かもめ』(2019年4月1日発行)を再編

このストーリーのカテゴリー

“その意思が世の中を変えていく”

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